才谷君のなんじゃそら!

2012年はいよいよ○○???
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死より恐いものの存在
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    渉成園の枯れ木
    いじめによる自殺問題に思うこと

     今秋、いじめによる自殺問題が連日のように報道され、社会問題となりました。

     日本全国で、何人もの小学生、中学生がいじめを苦自らの命を絶つという悲惨な事件が続き、担任教諭がいじめの発端になったり、学校、教育委員会、文部科学省それぞれが責任を擦り付け合い、ついには政府をあげて教育再生会議委員会なるものを立ち上げ、その中でいじめる側に対してどのような対応をしていけばよいかを真面目に考えるようになった。

     現代の教育現場では、どういう教育が行われているかはよく知らない。落ち着きのない子供が増え、学級崩壊という現象が現れはじめてもう随分経っているような気もしているが、教育現場のそのような異変を目の前に関係者は何も手を打とうとはしなかったのか?
    滝

     「なれあい型」学級でいじめ発生率が高い傾向が見られるとの調査結果が今日マスメディアを通して報道された。教師の指導力が問われるのは、言わずもがなのことであろう。文科省や教育委員会もさることながら、現場の教師がしっかりしていなくてはやはりいじめ問題はなくならない。

     このいじめ問題、そんなに真新しい話題でもない。随分昔からあったことで、自殺者もちょくちょく出ている。その度に世間は大騒ぎするが、「喉元過ぎれば火もまた涼し」で、時間の経過と共に忘れ去られ、放置されてきた問題なのだ。

     それはわたしも例外ではない。今回の報道で、わたしには忘れられないいじめによる自殺事件の記憶が蘇ってきた。
    回棹楼

     今から12年前の11月。愛知県西尾市の中学2年生、大河内清輝君が自宅で首をつって自殺した。後に遺書が見つかり、自殺の原因がいじめであることが判明。遺書にはいじめの詳細な記述があり、世間を驚かせた。

     彼とわたしは同い年で、その当時わたしもいじめに遭って辛い毎日をすごしていた。そんな中でのこの事件に、わたしはショックを受けたのだ。彼の遺書の全文が新聞に載った。わたしは噛り付くようにその記事を読み、その内容に言葉を失うほどの衝撃を受けたのを覚えている。

     何が衝撃だったか。
     いくつかあるが、まず彼が同級生から多額の現金を巻き上げられていた事。自分の小遣いやお年玉では足りず、親の財布から「借りて」いたこと。その総額をきちんと計算し、「借用書」として書面に残していたこと。そして何よりも、彼の遺書から読み取ったことは、彼の中ではいじめは「死」よりも恐ろしい事であったということ。

     彼の遺書を読み、わたしの受けているいじめはなんと軽いものかと思った。わたしの性格もあるのだろうが、当時のわたしには「死」より恐いものなんてなかったのだから。お金を取られたこともないし、川に顔を突っ込まれて溺れさせられそうになったこともない。

     しかし、彼は違ったのだ。「生きる」ことが苦痛。何よりも辛いことであったのだ。そのことを思ったとき、わたしはいじめに立ち向かっていこうと決めた。皮肉にも、彼の死がわたしに勇気を与える形になったのだが、彼の死を無駄にしたくない。いじめに負けてはいけないと、強く思った。

     あれから12年。今回の騒ぎがあるまで、当時のことを思い出すことは数回しかなかった。わたしも見事に忘れてしまっていたのだ。

     このご時勢、学校でいじめがまだ存在しているとは、否、より悪質になっているとは思いもよらなかった。

     清輝君の死が、教育界に一石を投じる事まではできたが、その波紋は広い水面にいつしか消えてなくなっていた。彼の想いをわたしたちは無駄にしてしまったのか。悔やまれてならない。
    祇園新橋
    | 才谷龍太郎 | 真面目なお話編 | comments(5) | trackbacks(1) | - | - |
    ひぐたか (2006/12/07 1:29 AM)
    俺も中1の時に一年間イジメられたな。
    手のひらは何度も何度もカッターで切られるし…
    掃除道具入れに閉じ込められるし…
    夏は川で溺れさせられる…
    左腕の骨は折られる…
    毎日が苦痛やった
    イッパイイッパイ色々された。
    でも誰も気づいてくれなかった…先生はそんな俺を見て笑ってた。気づいてるのに…
    分かってるのに…
    なんで先生笑うの?

    本気で思ったな
    先生と俺をイジメたヤツを殺したい…
    殺したい殺したい!


    実際に自殺も3回試した。
    でも死ねなかった…
    死より恐い存在…
    あの頃の俺も同じ気持ちだったんだろうな。

    今は思えるよ
    『生きててよかった』
    っと…

    でも、あの頃の記憶は一生俺の中で生き続けるだろうな。
    才谷龍太郎 (2006/12/07 3:36 PM)
    おお〜!我が心の友よ。初コメントありがとう。にしても、お前がそんないじめを受けているとは知らなんだぞ。当時は俺も自分の事でいっぱい×2やったからな。ちなみに、俺のいじめられた記憶は、今は単なる昔の思い出になっている。それは、後にいじめた奴らがちゃんと謝ってくれたからだ。俺も彼らを許した。だから、もう彼らを恨んでないんだね。
    ひぐたか (2006/12/07 11:07 PM)
    たぶん俺は一生恨み続けるよ。
    相手を殺すか…
    俺が死ぬまでは…
     
    すまんリアルなコメントで?
    りる (2006/12/07 11:51 PM)
    たかさん
    気づいてたよ
    少なくとも家族ゎ。
    今でも昔話をすると
    父ゎボソっと呟くょ。


    痛みを知っている人ゎ人にあたたかい私ゎそぅ思う。
    恨む気持ちもあるし許せない気持ちもわかる。
    けど私ゎ痛い気持ちを知れたから自分の痛みもプラスになったかなって今ゎ思う。
    立ち向かう事ゎ自分を傷つけたり、命を消すより勇気がいるよね…
    でも人ゎ絶対に独りじゃない。
    たがら、今イジメをうけている人ゎ頑張って今を生きてほしい。
    "気づいていない"人なんて絶対いないから。
    才谷龍太郎 (2006/12/08 12:06 AM)
    りるさん、コメントありがとう。そうだね、痛みを知っている人は、人に優しいよね。いじめをしたことがある人でも、自分がいじめられる側になると、その辛さに初めて気付く。そういう声をよく聞きます。現代の子供は親や社会から守られすぎてて「痛み」という事を実感する機会が少ないのかもね。逆に、虐待なんかで痛みを知りすぎて麻痺しちゃう子もいたりなんかして・・・人間の心が、人間から離れていっている気がします。









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